エレクトロニクス・フィーバー

プログラミングと電子工作で共有しようと思ったことを載せていきます

Logicool M705 を分解してスイッチを交換した

Logicool のマウス M705 という無線マウスを愛用しています。 最近スイッチがバウンスして、クリックがダブルクリックになる症状が出てきたので、スイッチを交換しました。

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M705 の外観

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まず、前方のソールの内側に2ヶ所と、電池ケースの蓋の下に1ヶ所、ラベルの下に2ヶ所ネジがあるので、#1ドライバーで外します。

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ソールの内側
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電池ケースの中

すると、上部分が外れます。

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上のスイッチとつながっているコネクターを抜きます
スイッチが見えるようになりました。
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HIMAKEという詳細不明のメーカーのスイッチが使用されています
これは OMRON D2F と互換性のあるスイッチです。

スイッチを交換するには、基板を取り外して裏側を出さないといけないのですが、これがまた大変です。 Logicool のマウスは部品交換して修理することなんて考慮していない設計ですね。

まず、センサーから出ているフラットケーブルをコネクターから抜きます。コネクターの黒い部分を上に引っ張ると抜けるようになります。

次に、ホイールを外します。ホイールの根本にある黒い棒を横に引っ張って抜き、ホイールユニットを外します。

最後に電池ケースにつながっているコネクターを抜きます。 f:id:mtyk1:20200111185631j:plain

ホイールユニットを外すと、基板を固定するネジが4ヶ所あるので #00 ドライバーで外します。

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撮影する前に前方のネジ2ヶ所を外してしまった
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やっと基板の裏側が拝めました
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スイッチのハンダを除去します。サンハヤトの「はんだシュッ太郎」を使いました。ふざけた名前ですがめちゃくちゃ便利です
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取り外したオリジナルのスイッチ
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OMRON D2F-01F と交換します。マルツで1個154円(税込)で買いました。Amazon でも売っていますが、大して安くないですし、偽物のリスクもあるのでおすすめしません
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オリジナルのスイッチと OMRON D2F-01F を横に並べてみた

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向きを間違えないように(基板の表側にシルク印刷で方向が書いてあります)挿入し、はんだ付けします。 電池を挿入して正常に認識したら、後は元通りに組み立て直して完了です。

交換後の感触は、ちょっと硬くなった気がしますがすぐに慣れました。快調です。